登場キャラクター紹介 〜単球ファミリー〜
<単球>
単球、この子は好中球と同じで、身体中いろんなところに動き回れます。
大食細胞(たいしょくさいぼう)と呼ばれるくらい大食いだ!
好中球よりも菌をモリモリ食べるぞ!!
好中球と違うところは、
行く先々で呼ばれる名前が変わるんだ!!
血管の中にいるときは、単球
血管の外に出ると、マクロファージ
皮膚にいるのは、ランゲルハンス細胞
一説によると単球が進化したものが、樹状細胞と言われています。
ややこしいね!もう顔だけ覚えて帰ってね!!
みんな親戚!ひゃっふぅ!!
<樹状細胞>
マクロファージと樹状細胞はそれぞれの持ち場で菌をムシャムシャ食べてくれます。
そしてムシャムシャ食べて、食べた菌のデータをヘルパーTに渡すお仕事です!
菌の情報をT細胞に渡すことを難しい言葉で「抗原提示」と言います
それができる細胞のことを「抗原提示細胞」と呼びます。
「抗原」=菌のカケラ、「提示」=渡す、といった意味です!そのまんま!
樹状細胞は他の細胞に比べて手がたくさんあるので、
一度にたくさんの菌を捕まえて、誰よりも効率的にT細胞にデータをたくさん渡すことができるのです
そのことから、樹状細胞はプロフェッショナル抗原提示細胞と呼ばれているよ!
スーパープロフェッショナル!!
※ここから下は専門的になります ↓
<単球>
○寿命:約1日〜数日
○大きさ:約15〜20μm
○形態:核はやや繊細で腎型や馬蹄状。細胞質には微細なアズール顆粒や空胞が見られることがある。
○仕事:体の中に入ってきた異物を貪食して、ヘルパーTに抗原提示する能力がある。もちろん殺菌、消化することもできる。
<マクロファージ>
単球には名前がたくさんあり、血管から外に出るとマクロファージとなる。
○形態:核は楕円形が多い。単球よりもいびつな形をしていて、細胞質に空胞や異物がたくさんある。
○仕事:血管の外で働くだけで、単球と同じ。
<樹状細胞>
マクロファージやB細胞よりも抗原提示に使う手がたくさんあるので、誰よりも効率的に抗原提示できるスーパープロフェッショナルな抗原提示細胞。
樹状細胞が皮膚のガードマンに転職したのがランゲルハンス細胞。